都立高校の入試制度と仕組み

都立高校は一般受験と推薦受験という大きく分けて二つの入試制度があります。制度によって試験の内容や合否の仕組みが異なるため、受験前にどちらの制度で合格を目指すのかを熟慮することが大切です。一般受験は試験日当日に受ける学力テストの結果と中学校から提出される調査書によって合否が決まる制度です。また、面接や小論文の作成が課される学校もあります。

学力テストは5科目あり、ほとんどの都立高校で共通の問題を使用しますが一部の学校では独自に作成した問題を使うこともあるため、対策が重要になります。推薦受験は一般受験に先立って行われる制度で、試験日当日の学力テストはなく面接と調査書、小論文によって合否が決まります。加えて、近年ではディベートと呼ばれる集団討論が行われる高校が多くなっていて、決して楽な入試制度ではありません。どちらの入試制度でも合格に至る仕組みは確立されています。

一般受験の場合は当日の学力テストや面接が7割、調査書が3割という割合で評価されます。調査書は全教科の平均を取るのではなく実技教科に限り2倍の配点として換算するため注意が必要です。推薦受験では調査書の配点を5割以下にしなければならないというルールが定められており、学校によって配点が異なります。例えば、調査書の評価が4割で当日の面接と集団討論の評価が6割という都立高校もあります。

面接と集団討論および小論文については、小論文の配点が高い学校が多くなっています。

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